NEWS | 2022/05/04 | 

【No.46】ガーナより

Your future made by reading books ~あなたの未来は本を読むことで創られる~

~あなたの未来は本を読むことで創られる~

去年の今頃は、長年の夢であった図書館建設プロジェクトが動き始めた頃でした。スプー トニクの創設理事の秋澤が持続化給付金を申請し、給付金を得られたことにより、また一般 社団法人ギブアウエイ様のサポートのもと図書館建設プロジェクトが始まったのです。詳 細は、図書館建設プロジェクト報告で見ていただくことが出来、また完成してから図書館を 利用する子どもたちの様子は奇数月20日に発行している『Your future made by reading books』で見ていただくことが出来ます。ガーナに来て間もない頃から、いつかは ガーナに図書館を建てたいという想いを描いていました。住居が村にあった時は、スーツケ ースや段ボール箱に本を詰め込んで、学校に一時間の道のりを歩いてくる子どもが住む集 落にモトバイと呼ばれるバイクタクシーで巡回に行き、小さな子どもから大人まで普段の 生活で目にすることの無い本や絵本に触れてもらいました。学校内では倉庫代わりのオフ ィスと呼ばれる雨漏りのする薄暗い 4 畳くらいのウナギの寝床に書架を置き図書館として 使用していたのが5年前になります。巡回で行なった陽ざしが眩しいほどの青空図書館、雨 漏りがして薄暗い倉庫の図書館、どんな場所であっても本や絵本を見る人々の目は澄んで いて真剣な眼差しをしていました。学校内での図書館は倉庫に書架を置く以前は住居もあ った事もあり、放課後にスーツケーズや段ボールを住居から運び行なっていました。1冊の 本を頭をくっつけて見る子どもたちの姿は、建設した真新しい図書館でも、スーツケースと 段ボールで図書館をやっていた時代も、薄暗い雨漏りのする倉庫でもいつの時代も変わり なく、そうした姿を見る度にもっともっとたくさんの本を読んでもらいたいと思うのです。 完成した図書館の壁に当初、著名人の本に関する名言を貼っていこうと思っていましたが、 著名人よりも子どもの身近にいて、子どもたちにたくさんの本を読んでもらいたいをいう 私の気持ちを入り口のサインボードに載せました。長年の夢であった図書館が出来たこと は一つの夢のゴールの通過点であって、今後たくさんの本に子どもが触れてもらうために どうしたらよいのか?またたくさんの子どもが本に触れるにはどうしたらよいのか?特に たくさんの子どもが本に触れるにはどうしたらよいのか?に関してはうっすらと以前大家 さんの協力のもとムスリム地区の学校で実施してた巡回図書館を思い出し、
Your future made by reading books を広めていきたいと改めて思いました。

                           2022/04/30 ガーナ挨拶No46
                              スプートニクガーナ

国分敏子

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