NEWS | 2024/11/05 |
【ガーナより】No.76
『Team GEISHA』
~脆い仲良しクラブではなくTeamであるからこそ~
前号で少し、ミス ワールドファイナリストへのセミナーでスプートニク代表理事の秋澤淳子氏と講師を務めたことを書きました。そのセミナーでは私が想う Team」について語らせていただきました。この時期はまだファイナリストが公式発表されたばかりで、彼女たちは10月の日本代表決定まで、これから様々な講習を受ける中でおそらく最初の共同作業となるゲームを行ないました。それは1本の紙テープをたまたま座った座席で割り振られた数人のグループで縦に割いていき2本にするというものです。『目的ある美』の講習にまさかの紙テープを割くゲームに面食らったファイナリストもいたかもしれません。しかし、私の意図はチームで同じ目的に向かって作業を行なうというものにありました。 同じチームで同じ目的をもってやる、失敗をした人を責めたりせずに補うのがチームである。」と話しをしました。過去には、紙にぐちゃぐちゃな殴り描きをしたものを隣にいる人と交換して、受け取った側はその殴り描きを自分が思ったものに描き上げるという事もしました。この時は描きあがった絵を見ながら 正解は無い。」という話しをしました。どちらもアイ
スブレーキングに取り入れられるゲームですが、いずれにしても集団の中で失敗をしたり、自分の考えと違う考えを出す相手を異端と思わないでほしいというものがあってのものです。その Team」についての話しで、秋澤氏とは考えが異なることがあってもお互いに互いを決して除ける事は無いと伝えました。それは同じスプートニクのTeamとして子どもの学びに努めるという目的があるからです。そして、スプートニクの活動とは別にこのTeam」というキーワードで 『Team GEISHA』についても話しをしました。立場や年齢の垣根を越えてお互いを尊重し意見が出しあえるからこそ、目的に向かって進んでいくことが出来る。これが脆いただ何となくの友だち関係だったら、あの人は違う意見を出すから外してしてしまおう、そうなり兼ねない。魚の型をしたたい焼きならぬGEISHA YAKIのプロジェクトのチームとして生まれたTeam GEISHA の一員としてスプートニクの活動以外に関わることが出来てとても嬉しいし、また日本未発売の缶詰サバのトマトソース缶GEISHAのレシピ考案に関われていることが楽しいとも合わせて伝えました。チームであること、またそのチームは脆い仲良しクラブではないこと、秋澤氏が仕事との両立について語る中で、果たして私の伝えたかったことはファイナリストの方たちに伝わったのか?その場はとても心配でありましたが、彼女たちが日々発信するSNSを見て十分に伝わっていたと私なりに感じました。そして、過日開催された第21回ガーナよさこい祭りで、TeamGEISHAとして2回目の参加をして改めてチームの結束を強く感じました。去年の開催から今年の開催当日に至るまで、まさに地上の星、名もなきヒーローがいてこの TeamGEISHAが成り立っていたのです。これからもチームの一員として歩んでいきます。
2024/10/30 ガーナ挨拶No76 スプートニクガーナ
国分敏子
参考資料
ガーナ挨拶No63 地上の星 名もなきヒーロー
ガーナ挨拶No65 Team GEISHAの一員としてこれからも歩み続ける