NEWS | 2017/04/17 |
【2017.04】 ガーナより
出来た時の嬉しい顔、出来なかった時の悔しい顔
~習い事だから見ることの出来る子どもの顔~
日本では新学年度が始まりましたね。ここガーナは9月が新学年度の始まりとなるので 三学期制の学校では今はちょうど2学期が終わったところで5月初旬までスクールバケー ションとなります。今回は少しばかり姪っ子のことを話したいかと思います。この4月から 小学一年生になった姪っ子と小学三年生の姪っ子は幼稚園の頃よりいくつかの習い事をし ています。ちなみに4月から小学一年生になった姪っ子は私がガーナに来てから生まれま した。習い事の送り迎えは叔母にあたる私の姉がしています。先日、姉とラインで姪っ子の 話になった時(大概、姪っ子の話を切り出すのは私のほうです。)のこと、下の子も硬筆だ けれど習字教室に通い始めたと教えてくれました。月曜日から金曜日までほぼ毎日、時々振 替で土曜日も習い事です。2人がまだ小さかった頃は夏の一時帰国も習い事の数が少なか ったので、絵を描いたり折り紙をしたり髪を結ったりして遊ぶことが出来たものの、去年夏 の一時帰国の時はあまり遊ぶ時間が出来なく寂しく思いました。しかし、当の二人は私と遊 ぶ時間も楽しくしているのですが、習い事に行く時も嫌がらずに同じように楽しそうに家 を出るのです。そのなかでも「まだいるよね。まだ帰らないよね。お仕事行かないよね。」 と確認してから習い事へと向かったのです。姉の(習字教室に通い始めた)という返事に(す ごいね。この夏、あんまり遊べないな・・・。)と返信をすると姉は(やらせてもらえる環 境ならやった方がいい)(出来ないことを悔しがったり出来た時に喜ぶ顔はいい顔だからね) と返信してきました。まさにそうなのです。私がそろばん教室をやっていて感じるのは子ど もがわかるようになった時の嬉しそうな顔です。日本の習い事の場面とそろばん教室の場 面に共感を覚えました。習い事を続けるのは、もちろん本人の努力が必要です。そろばん教 室も同じです。また少しばかり、姪っ子の話に戻りますが、姪二人は年がちがう為、レッス ンを受ける時間がちがってきます。上の子はダンス教室に学校の宿題を持って行って空き 時間に宿題をしているようです。そのダンス教室の発表会を去年たまたま時間が作れて見 ることが出来ました。ステージは夏祭りの舞台です。それぞれちがうダンスを踊ったわけで すが、ステージ横から姪っ子の真剣なかつ緊張している顔を見て涙が溢れてきました。学校 の勉強も確かに大切であるけれど、こうした習い事が子どもたちを成長させていくのだと 感じた場面でもありました。子どもが興味を持ったこと、やりたいと思ったことをやらせて あげるのもサポートするのも大人の役目だと思います。そうした中に子どもの可能性がた くさんあると思います。また、させてもらう側、つまりここで言うなら(子ども)はやらせ てもらえる環境出来る環境をたいせつにして大変だろうと思うけれどがんばってほしいな と思います。今すぐに結果がでるものはなく頑張って続けたものに結果がついてくるのだ から。
2017年4月13日 スプートニクガーナ 国分敏子