NEWS | 2025/12/05 |
【ガーナより】No.89
子どもたちを見護れる大人であり、お母さんでありたい
早いもので、もう 12 月です。11 月はよさこい祭りから始まり、万博国際交流プログラムでガーナに来た中学生のツアーの同行、今回で4回目の出演となるラジオ放送、学校の授業、そろばん教室とあり、あっという間に月末となってしまいました。先月号で書いたアプリを使って日本語でメッセージをしてくる今年の夏に日本ツアーに参加したガーナの学生とよさこいで再会しました。よさこい前に、彼女から「土曜日のよさこい祭りに行ってみませんか?」と日本語でお誘いメッセージが来た時は、クスッとしてしまいました。実は、彼女は日本ツアーが始まって間もなくして体調を崩し、当時の私は彼女の私に対する態度が不貞腐れているように感じてしまい、向き合い方に悩んだ生徒でした。その時感じた不貞腐れた態度というのは、私の誤解であって、日が経つごとに彼女が私を慕ってきていることを感じ嬉しく思えたのです。ガーナに戻って来てからもメッセージをくれる彼女がとても愛おしく、そしてよさこいの日に恥ずかしそうに「としこさん」と声をかけてくれたことに、ツアーで彼女と出逢えて良かったと改めて思ったのでした。学生ツアーの同行で改めて感じるのが「生徒たちのお母さんだな」というものです。去年 7 月、日本の学生がガーナに来た時の添乗で、お見送りのコトカ空港で「ガーナのお母さんで
す。」と生徒から言われ、そう思ってくれていた事をとてもうれしく思ったのです。この日本語でメッセージを送ってくれる彼女にも、また彼女以外にも日本ツアーに参加したガーナの学生が私の事を「日本のお母さん」そう思ってくれていたら嬉しいなと思うのです。この 11 月、大阪から来た中学生と 5 日間過ごす中、私自身の高2と中3の姪っ子と重なり愛おしく感じました。 「またガーナに帰って来たい。」そう言う中学生に「ガーナのオカンはいつでもみんなの事を待っているよ。」と言いコトカ空港でお見送りしました。「ガーナのお母さん」 「日本のお母さん」 「ガーナのオカン」こうしたお母さん的存在は、これらよりも昔の 15 年ほど前に就いていた学童保育所の指導員という職が作り出していたのでしょう。つい最近、インスタグラムのメッセージで 15 年前にその学童保育所にいた子どもからメッセージをもらいました。その子どもが低学年の時に学童を辞めてガーナに来たので、子どもは 24 歳の青年になっていました。 「おんぶしてくれたよね。」そのメッセージに涙が出てきました。小さな時の学童での一コマにしか過ぎない事を覚えてくれ
ていたのです。そうだ、そうだった。私は学童でみんなの母ちゃんだったんだと懐かしくそして優しい思い出がよみがえってきました。いつの時代もどこにいても、未来ある子どもたちを見護れる大人であり、みんなのお母さんでありたいなと改めて思う 11 月でした。
2025/11/30 ガーナ挨拶No89
スプートニクガーナ
国分敏子



