NEWS | 2021/11/21 | 

【No.41】ガーナより

SDGs は果たしてバズワードなのか?

~全身全霊で揺るぎない思いでやっていることをバズワードにはしない~
先日、ツイッターでフォローしている経済アナリストの方が SDGs はバズワードとツィートしていて数日後は新しい資本主義実現会議について考えを述べられていました。正直、経済について語れる力量は私には備わっていません。けれどもこの方のツィートや youtubeは経済について難しく捉えている私にも「うんうん」「なるほどね」と思えることも少ないながらあり、そうした中の SDGs はバズワードの文字を見て、自分の抱えていたモヤモヤしていたものが取れ、それと同じ時期に学校でガーナのカカオ農園の貧困についてやっているのでガーナの事を教えてほしいとインスタグラムの DM 機能を利用して学生から問い合わせがきていたこともあり、社会も学校も SDGs 祭りになっていることがなんとなく垣間見えました。そんな私もこの SDGs の波に乗らなければと、もがいていた時期がありました。それは別で報告書をあげていた図書館建設プロジェクトです。工事開始1日目にして建物として認められるには水洗トイレを設置しなければならないと言われ、予算も決まっている中、新たに資金を作らなければならなく、資金を集める手段として SDGsの項目4の【安全な水とトイレを世界中に】を前面に出して資金調達できないかとしばらく悩んだものでした。(資金調達に SDGs を利用することは出来ません。)日本側はこの SDGs 関係なく新たに追加された資金を用意してくれたのですが、私が抱えていたモヤモヤと言うのがこの何が何でも SDGs に結ぶ自分の厭らしさでした。しかし、この建設中の図書館に水洗トイレをつけることが知られ8月にオンライン開催された SDGs 高校【4安全な水とトイレを世界中に】のスペシャルゲストとして登壇することになったのです。私はこの時に、村の学校に果たして水洗トイレは必要なのか?と問いかけました。私の問いの答えは出なかったものの各国のトイレ事情やたい肥の事が話されました。さて、この経済アナリストさんの「SDGs はバスワード」というツイートをコメントをつけてリツイートしたのですが、その時140字以内で納めたコメントは「ハッシュタグつけて SDGs と言っている私は、やっぱりこの言葉使う際やっぱり悩んでいます。が揺るぎない思いで村の活動をしているわけですが。最近思うに、学校で SDGs を取り上げるのは良いけど、貧困解決をろくすっぽ勉強せずに生徒に話しを降ろす先生には、まずは日本の金融を子どもに教えるのが先決ですと言いたい。」です。この経済アナリストさんからいいねをを貰えたコメントです。私自身もろくすっぽ勉強せずに水洗トイレが SDGs になるとしばらく言っていたので恥ずかしいのですが、今私が取りくんでやっている(ガーナの先生を育てる実践)に#SDG とハッシュタグをつけインスタグラムに活動をアップしています。これは厭らしくも恥ずかしくもなく全身全霊で取り組み揺るぎない思いでやっています。私は自分の揺るぎない思いでやっていることがバズワードにならないよう実践していきます。

                           2021/11/18 ガーナ挨拶No41
                              スプートニクガーナ

国分敏子

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