NEWS | 2022/12/29 |
【No.54】ガーナより
デフォルトを機に改めて思ったこと/p>
~私にはぶれない芯がある どんな状況でもともに歩む仲間がいる 同志がいる~
年の瀬も迫った 12 月19日、ガーナ政府は正式に債務不履行を発表しました。2022 年、世界中がウクライナ情勢の影響を受け、インフレも収まることが無い中でのこのデフォ ルトの発表は、改めて自分自身が持っているぶれない芯、そしてどんな状況下でもともに歩 む仲間、そして信念を曲げずともに進む同志がいることを再確認することが出来ました。
2022 年を振り返り、学校では前年に続きガーナの先生と一緒に授業をすることが増え てきて、これまで以上に(共に作り出す授業)としてやりがいを感じるようになりました。 特に幼稚園層から低学年層への絵本の読み聞かせと工作の情操教育の授業を考えるのが楽 しくもっと力を入れたいと思うようになりました。土曜日のそろばん教室の再開には至り ませんが、5,6 年生でのそろばんの授業では、子どもが計算を理解した時に見せるうれしそ うな顔が、私のやりがいへと繋がっているんだなと確信しました。
日本への一時帰国を見送って今年で3年になる中、このようにして学校での活動はもち ろんの事、本購入のご協賛を得てから始めた GEISHA 缶のレシピ考案が楽しくて,時々(こ のまま日本に帰らなくてももしかしたらやっていけるかもしれない。)という錯覚さえ起こ りますが、すぐに消え来夏こそ日本に一時帰国すると強く想い願うのです。
来夏、日本への一時帰国が叶ったら、ガーナでの活動資金作りをまた再開したいと考えて います。セミナー講師などさせていただきたく、これらはガーナの子どもに還元していきた いと思いますので講師依頼、またはイベント開催の仕事を戴ければたいへんうれしいです。
2023 年1月、ガーナで14回目の誕生日を迎えます。2010 年の1月は2週間の滞在 の中で誕生日を迎え、その2週間の滞在をきっかけに同じ年の秋にガーナに戻り、以来冬の 凍える寒さも体験せず、冬生まれなのに寒いのが苦手と言いながら、暑くてハマターンの埃 っぽい乾燥の季節に14回目の誕生日となるわけです。“いつかは南の島のサモアで暮らす” とサモアに恋焦がれ南太平洋のバックパッカーをしていた私はサモアへの想いは薄れ、こ こガーナで未来ある子どもたちの為に努めていきたいと思っています。どんなに物価が高 騰しても政府が債務不履行を発表しても、日本に私を待ってくれている人たちがいるよう に、ここガーナにも私を待ってくれている子どもたちがいるので、1ミリともぶれない芯を 持って邁進していきますので、2023 年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022/12/27 ガーナ挨拶No54 スプートニクガーナ
国分敏子