KAWASHO FOODS (GULF)FZEの名称でドバイに拠点を置き、アフリカ・中東諸国に サバのトマトソース缶GEISHAを展開するのは日本の食品会社川商フーズ株式会社様です。 GEISHA缶ではピンとこない方でも日本国内では「野崎のコンビーフ」の名前は誰しも一 度は耳にしたことがあることでしょう。私も今夏の一時帰国の際にこの野崎のコンビーフ を見かけた際は近しい存在であるからこそとても嬉しくなりました。これまで、このガーナ 挨拶51号では、KAWASHO FOODS(GULF)FZE様より学校図書購入の協賛を戴いた 事や、それがご縁となり自称 GEISHA アンバサダーとしてインスタグラム GEISHA★ KITCHEN を立ち上げしたことを書きました。2022 年 9 月に開設した GEISHA★ KITGHINは毎週日曜日にGEISHAトマトソース缶を使ったレシピを公開し一年が経過し ました。去年11月にはこのGEISHA★KITCHENで４年ぶりに開催されたガーナよさこ い祭りにヨシケントラベル様と共同出店したこともガーナ挨拶 53号にてお知らせしまし た。そして今年もよさこい祭りでGEISHA缶をつかった食べ物をヨシケントラベル様と共 同出店します。去年と少しだけ違うところと言えば、今回の食べ物は KAWASHO FOODS(GULF)FZE様の想いがあって生まれたメニューという事です。この話は、実は去 年11月に「このような企画がある。」といただいていたものでした。ぞれは「今、GEISHA のサバを金型にした物を作って貰っている。それが完成したら、GEISHA缶を丸々使って ガーナの人たちに提供したい。」という社長の想いでした。その想いにとても動かされたの です。とは言っても手元にはその金具は無く、当時は家にあるホットサンドメーカーで生地 や中身の試作を幾度も行ないました。月日が経つ中で、このGEISHA焼き（のちにGEISHA YAKI）のプロジェクトは、生地と中身の試作だけでなく、この金型が完成するまでの過程 を知ることとなりました。まさにこれはかつてNHKで放送されていたプロジェクトX （ 戦者たち）なのです。アフリカの人たちにGEISHAをGEISHAYAKIを通して伝えたいド バイの社長の想い、金型を作った鋳物職人さんの想い、これに携わった方々の想いと、住ん でいるところは違えどGEISHA YAKIへの想いはみな熱く、そうしたGEISHA YAKIプ ロジェクトに関われることが去年と違う点なのです。プロジェクトのレシピを担うも GEISHA缶のトマトソースまで使い切ることに苦戦し続けました。また餡と相性の良い生 地にたどり着くまで何度も焼きました。ようやく納得のいく餡と生地が出来たのは９月に 入ってからの事です。出来上がった金型を日本からドバイに社長が運んでくださったのが ８月の事。GEISHA YAKIに対するそれぞれの想いが最終的な形となってガーナの地で周 知されるのは11月18日です。GEISHAの金型に興味を抱いてもらい試作を繰り返した 餡と皮となる生地がどのような感想を持ってもらえるか不安と期待が交差してますがプロ ジェクトの一員としてゴールではなく通過点として当日を全力で迎えたいと思います。