NEWS | 2019/09/26 | 

【2019.09】ガーナより

ビデオ電話でつなげたコミュニケーション囲碁


「YOROSHIKUONEGAISAHIMASU」と「ARIGATOUGOZAIMASHITA


8 月最後の土曜日、この日かねてより行いたかった事が実現できました。ガーナと日本の 時差は 9 時間あります。ガーナ時間午前 11 時、日本時間午後 8 時に首都アクラにある私 の住まいと新宿囲碁サロン天元をビデオ電話でつなげコミュニケーション囲碁をしました。 新宿にある囲碁サロン天元のマネージャーのあきこさんにはたいへんお世話になっていま す。今夏の一時帰国の際にはガーナイベントを 2 回も行わさせていただきました。去年も ガーナイベントをさせていただきました。囲碁サロン天元をあきこさんと一緒に立ち上げ たのが安田泰敏先生(囲碁棋士 9 段)です。安田先生は 2018 年 5 月にすい臓がんでお亡 くなりになりました。安田先生は中学生の自殺を知り、囲碁をコミュニケーションツールに 出来ないか?という想いからコミュニケーション囲碁を開発されました。安田先生とあき こさんの活動は日本国内におさまることなくミャンマーでもコミュニケーション囲碁を広 めています。そして、ついに安田先生とあきこさんの囲碁を海外に広める想いをガーナでも 実現することが出来たのです。コミュニケーション囲碁は、対局する前に対局相手と挨拶を することから始めます。「YOROSHIKU ONEGAISHIMASU」この言葉から始まります。 そして終わりは「ARIGATOU GOZAIMASHITA。」1 時間にわたる囲碁対局。首都アクラ で Wi-Fi がつながりやすい場所という事もあり回線が切れることなく速度も遅くなくビデ オ電話での対局が出来ました。時間、Wi-Fi、場所と条件がどれも良かったので今回のコミ ュニケーション囲碁は、大成功でとても楽しいものでした。安田先生も天国であの優しい笑 顔で微笑みながら見てくださっていたことでしょう。アフィフェ村でもとりくみしたいな と思います。条件が厳しくなってくるかと思いますが、日本と対局をしたアパートの住人の ダバスレィ 16 歳はよっぽど楽しかったのか翌日に「トシコ、昨日はありがとう。楽しかっ た。」と言ってくれたほどです。普段から私の日本語を真似て「ありがとう。」という日本語 は使っているもの、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」のあいさつを覚え たのもうれしかったのでしょう。何よりも遠く離れた日本と初めてビデオ電話でつながり、 囲碁をしたことはとっても刺激を受けたことでしょう。コミュニケーション囲碁、今後もお こなっていきます。

                           ガーナ挨拶No28
                              スプートニクガーナ

国分敏子

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