NEWS | 2023/10/02 |
【ガーナより】No.63
これからも感情を持ち続けて情熱を持って
~持ち続ける想いが何歳になっても私を動かす~
4年ぶりの一時帰国は一か月半弱滞在する中、前回記述したガーナ高校生日本ツアー 添乗は2週間ありました。それ以外の活動では、4年ぶりだったのにも関わらず、2019 年までの時と同じ様にミスワールドファイナリストを対象とした「目的ある美= Beauty with purpose」のセミナー講師として呼んでいただき、話しをさせていただ きました。その中でファイナリストの方々に伝えたことは「コロナ禍になり、世界がこ れからどうなってしまうのだろう?となった時、日本に帰ったらガーナに戻って来られ るという自信はなくガーナに留まったからこそ、この4年の中でずっと想い抱いていた 図書館をつくることが出来た。あの時に日本に帰っていたら図書館は出来なかった。ま た悔しい、腹がたつ、うれしいなどの感情を持ち続けてきたからこそ、図書館をつくる ことが出来た。」という事です。怒りや悔しさの感情は決して良い物だと言われません。 全てがこの感情ではなく、うれしい楽しいの想いもあって怒り悔しさの感情を持ってい ます。だからこそ転んだ後に、悩んだ後に、前進する力を兼ね備えているのだと思うの です。今回の一時帰国では、ご縁あってインターネットラジオ ゆめのたね』水曜日朝 7時から放送の あなたらしく』に9月のマンスリーゲストで出演させていただきまし た。キャリアコンサルタントの国家資格を持つパーソナリティの武田さゆりさんとは 2021 年にインターネットで開催された SDGs 高校で知り合いました。「としこ先生」 「さゆり先生」と呼ばさせていただく間柄で、さゆり先生よりガーナに行くきっかけと なったことを訊かれ、その当時の事を話しました。8月に収録9月に放送されたわけで すが、改めてその放送を聴くと、ガーナに行くきっかけとなったのはガーナに対する熱 い恋する感情でした。「感情で動くのは愚か者」とまで人前で非難されたのも事実です が、私にはやはり感情が必要で、私のみならずその感情を良い方向に動かす事が大切だ と思うのです。さゆり先生に「図書館を建てた事はゴールですか」と尋ねられた際の私 の答えは「通過点」でした。確かに10年も想い続けてきた念願の図書館が小さいなが ら出来たのも喜ばしいものでありますが、その図書館を利用する生徒の輝かしい眼差し を見ると もっと本を増やしたい。)と思ったのです。たとえ「感情で動くのは愚か者」 と非難されても感情が私の原動力なのです。
2023/9/29 ガーナ挨拶No63 スプートニクガーナ
国分敏子