NEWS | 2018/02/17 |
【2018.02】 ガーナより
2018 迎春
~行動を起こせる人になる~
ガーナは今の時期季節の変わり目です。前号ではハマターンの事をお伝えしましたが、 そのハマターンもいよいよ終わりなのか、このところ吹く風が水分を含んでいる風に変わ ってきたように感じます。数日のうちに大雨が降りそうな予感です。現在、去年の12月9 日の土砂降りの雨以来、雨が降っていない状況です。季節の変わり目を知らせる雨が降ると 雨季に突入します。日本の雨季とは違い、毎日しとしとと降る雨でなく、急に天気が変わり 激しい雨が降るのがガーナの雨季の雨なのですが、ここ数年、日本の梅雨のように1日しと しと降る雨の日もあります。ガーナにいながらにして地球の気候変動というのはこういう ことなのかと感じています。
先月(1月)に話が遡りますが、日本のニュースで思わず「良かった!!おめでとう!!」 とタブレットを見て声をあげて喜んだニュースがあります。常磐線の電車の中で赤ちゃん が生まれたニュースです。その後、この出産は具合の悪くなった女性に気づいた一人の女性 のおかげで、電車内で無事に出産できたことを知り「わぁー、本当にありがとうございます。」 とまた声をあげて改めて喜びました。産気づいた女性に気づいた女性の「大丈夫ですか。」 この一言。そしてその後の行動。私はこのニュースを心から喜び、声掛けした女性の行動力 を見習いたいと思いました。さらに遡ると、12月に高校生が用水路に転落した高齢男性を 救助、介抱したニュースや、高校生が火事の現場から高齢者を救助したニュースなど、本当 にこの行動力に感心してしまいます。はたして、自分だったらこうした行動が起こせるのだ ろうかと。明らかに具合の悪い面識のない人に「大丈夫ですか。」と言う声掛けができるの だろうか?車両を変えてしまうのではないか?などなど考えてしまうのです。高齢者を救 助した男子高校生の行動力を自分に置き換えてみても、自分にはできるであろうか?見て 見ぬふりをしてしまうのでは?などなど考えてしまうのです。 行動を起こせる人になる。目標がまた一つ増えました。
2018年2月11日 スプートニクガーナ
国分敏子
ガーナ挨拶 No13