図書館 2 階の活かし方
~スプートニクガーナの新たな夢~
3月のある日、図書館の 2 階を教室として使っていた6年生と、雨風が吹けば直ぐにトタン屋根が剥がれる掘っ建て小屋の教室にいた中学1年生が新校舎に移りました。この新校舎の建設は確かコロナ禍から始まり、ネイズィが1教室、KG が 2 教室、小学生の教室が各学年ごとに6教室あり、そして中学生教室が各学年ごとに3教室ある、ある予定でしたが(確かこの建設プロジェクトの話しを聞いた時、ネイズィから中学生クラスまで全クラスが一階に入ると聞いていました。)新校舎の一階部分は残りの2学年分が無く終わっていました。どの教室もそれはそれはとても広く、これまでと違って雨漏りの心配もありません。旧校舎は床が土で固く固められていたため、そこにある穴につまずくとケガに繋がる危険もあったのです。しかし新校舎の床はコンクリートで固められているのでつまずく心配がありません。学校創設理事が自分のビジネスで得た利益や多方面に声をかけて資金調達して2階建ての校舎にし、その2階を高校と寄宿舎にする構想で建設し始め、教室が完成したところから旧校舎から順序移っていったのです。残りの2学年分の教室は 2 階になるのか確認はしていませんが、その 2 階になるとしてもまだまだ先になる事でしょう。それまで中2と中3はトタン屋根が剥がれ一部青空教室になっている教室の利用です。この学校で活動を始めて14年もの間、床がボコボコしていて風雨となれば机を移動して雨が吹き込んでこないよう、また雨漏り被害も少ない場所に移動して授業をしてきたので、新校舎は子どもの学びの環境が建物面で言えば申し分なく良いと言えるのです。こ
のガーナの建設、アクラの町中では建設が途中で終わっている建物を見かけます。ガーナではある程度資金が出来たら建設を始め、資金が無くなったら工事は一旦中止、そしてまた資金が集まったら工事再開となるのです。資金を溜めている長い期間、その分建設資材の高騰でさらに建設費はかかるのです。短期間に工事を終わらせないとどんどんと建設資材が高騰してしまうのです。学校に私たちスプートニクが図書館を建設した時は、工事初日に学校創設理事よりプラン変更を命じられ当初の見積もりより40パーセントアップしてしまいました。そのアップした要因が2階部分の増設で、いずれはそこをパソコンルームにするというプランでした。このプランは学校創設理事の想いでもありますが、活かされる学び舎としてこの想いを実現化したいと思いました。図書館の2階をパソコンルームをする。スプートニクガーナの新たな夢が生まれました。
2025/3/30 ガーナ挨拶No81 スプートニクガーナ
国分敏子
2025年4月<PDF> |
2025年5月<PDF> |
2025年6月<PDF> |
2025年7月<PDF> |
2025年8月<PDF> |
2025年9月<PDF> |
2025年10月<PDF> |
2025年11月<PDF> |
2025年12月<PDF> |